2013年10月30日水曜日

クラウドアトラス

10月も終わろうとしています。
はやい。
2013年が終わる。

でも2013年は社会人になってから
一番ゆったりすごしたかも。
 (別途書きます)

ここ最近もやっぱり私は暇で
ライブありますが
働いてない分の時間がやっぱり暇で

近所のTSUTAYAがつぶれましたが
自転車で行ける範囲にTSUTAYAが
また新たにあると知りちょいちょいDVD三昧です。

色々みてますが
最近のヒットが
クラウドアトラス
http://wwws.warnerbros.co.jp/cloudatlas/index.html

6つの時代のお話が同時展開していく話で
これだけで私は惹かれるんですが

一部記事を抜粋しますが
>しかし、いくつかの時代で様々な扮装やキャラクターで登場する俳優たちと6重奏が1つにまとまらず、各段落で区切りをつける構造はかえって観客の混乱をも たらすばかりだ。なぜ「クラウド アトラス」がアメリカ公開直後に複数の批評家から“2012年最悪の映画”に選ばれたかを如実に表す部分だ。

と、だいぶ評価が低いw

しかしですね
私、良い映画をみつける嗅覚はあると思っているので
これが大正解でした!
この評価書いた人たちは頭にうじが湧いていると思います。

それほどまでこの映画の評価高いです。

 6つの時代を同時進行に描きますが
まったく関係のない話ではなく
それぞれの時代に出てくる登場人物が影響し合い
そして輪廻しています。

輪廻
こういう感覚が米国の方にはないからでしょうか
この作品の評価が低すぎます。
一貫してながれる宗教観はまさに仏教でしょう。
よくこれをハリウッドで作れたなと思いましたが
「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が作ったということで
日本のアニメなどばっちり影響されてる人なので納得です。

他のレビューでもありましたが
「火の鳥」
を読んだことがある人は
なんとなくピンとくるかもしれません。

とにかく一言でこの作品を説明するのは難しい
というか長くなるので、気になる人はサイトにいって
調べて欲しいです。

なのでここから先は観たことある前提で喋ります。


この物語は6つの時代が同時進行します。
そして場面がバンバン変わります。
それでもひとつひとつの物語は難しいものでもありませんし
どことどこがリンクしているかは大して重要でもないので
素直に話を見続けていけばこの作品のテーマが伝わってきます。

本当にここまでメッセージ性の強い作品を久々にみた
というぐらい熱くて
その熱さにもほだされます。

常々何の作品を作るにも
私は「何がいいたいのか」が一番大事だと思っていますが
この作品にはその主張がとてもはっきりしています。
見ていて気持ちがいいです。

そして6つの作品を同時展開する関係で
この映画は3時間ありますw
しかしこんなに充実した3時間は久々でした。

しばらく余韻に浸っていて
私はどうしてこの映画を映画館でみなかったんだろう
と悔やんでいたところ
丁度、豊洲の映画館でアンコール上映をやっているのを知り
急遽日曜の朝に見に行くぐらいはまりました。
(お陰でネオソウルを大画面で見れて大満足です)


そしてまだまだ余韻にひたりたい私は
現在原作も読んでいるのですが

これがくそつまらんw
読めなくはないんですが
ページが進まないw
原作は上巻が過去から未来へ
下巻が未来から過去へ
順に書かれているらしいですが
上巻のユーイングの航海日誌が
超読みづらいwww
(その次のフロビシャーの日記はまだ楽しかった)

これは映画が原作超えたパターンかなとw
原作は時代軸を順に書いてますが
映画はスピード感を演出するために同時展開します。
これが大正解だと思う。
そしてそれぞれの役者が色んなそれぞれの時代に紛れて出てくる。
これも映画を何度も見たくさせることに成功してるし。


この映画の難点といえば
・3時間拘束されるうえ展開がはやいからながらでみれない
・西洋人→東洋人 東洋人→西洋人の特殊メイクい難あり

ですかね。
それを差し引いても
この映画は見るべき。

映画好きが好きそうな映画
なんて揶揄されてますが
これが楽しいと思えない人は
ほんと、映画みなくていいよ
少々辛口になってきますが
それぐらい良い作品でした。

日本でもそんなに話題になってませんでしたが
この映画がこれから再評価されることを祈ります。

ちなみに公開から約1年後のアンコール上映では
日曜日の10時に20人以上は見に来てました。
日本人にこそ評価される映画だと思うので
そこそこの入りがうれしかったです。

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